有水晶体眼内レンズ有水晶体眼内レンズ(PHAKIC IOL)

 有水晶体眼内レンズ(Phakic IOL)とは、白内障手術で使うような眼内レンズを眼の中に挿入し、近視・遠視・乱視を矯正する治療法です。白内障手術は水晶体を取り除きますが、有水晶体眼内レンズによる手術は水晶体を残したままレンズを挿入します。レーシックに比べて、内眼手術になりますが角膜を削らないため、眼球が自然な形状を保持できます。また光学的特性に優れており、良好な視機能が期待できます。高度近視の方や角膜が薄い方でレーシックが不適応の方でも視力回復が可能です。

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有水晶体眼内レンズ前房型有水晶体眼内レンズ

 前房型有水晶体眼内レンズ(アルチザン(Artizan)/アルチフレックス(Artiflex))は、前房という角膜と虹彩の間のスペースにレンズを移植し、近視・遠視・乱視を治す方法です。
 アルチザンは、1977年にヨーロッパでCEマークを取得し、2004年には米国FDAにより認可を受けています。当院で使用しているレンズは、オランダのOphtec社製の虹彩支持型レンズです。患者様に合わせて、アルチザンまたはアルチフレックスのどちらを使用するかを選択しています。
 有水晶体眼内レンズによる手術は、レンズを虹彩に固定するため総合的で高い手術能力が必要不可欠です。深作眼科では白内障、網膜剥離、緑内障など、あらゆる高度な手術を習得している医師が執刀しますので、安心して手術を受けていただけます。

アルチザン(ARTISAN)

前房型有水晶体眼内レンズ「アルチザン」

「アルチザン」

 ポリメチルメタクリレートという固い素材からできており、6mmの切開創からレンズを挿入します。術後一時的に角膜の形が変わり乱視が出ることがありますが、次第に落ち着いてきます。遠視用、乱視用、無水晶体眼用などレンズの種類が多く、対応できる範囲が広いレンズです。

アルチフレックス(ARTIFLEX)

前房型有水晶体眼内レンズ

「アルチフレックス」

 シリコンで柔らかいため、小さい切開創からレンズを折りたたんで挿入することができます。術後の早期から視力が回復します。レンズの製造範囲の関係上、極端に近視が強い場合や遠視の場合には使用することができません。

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有水晶体眼内レンズICL(後房型有水晶体眼内レンズ)手術

後房型有水晶体眼内レンズ「ICL」

後房型有水晶体眼内レンズ「ICL」

 ICL(Implantable Collamer Lens)後房型有水晶体眼内レンズ)手術は、後房という虹彩と水晶体の間にレンズを移植して近視・遠視・乱視を治す方法です。
 ICLは1997年にヨーロッパでCEマークを取得し、2005年には米国FDAより認可を受けています。2011年9月時点で世界64ヶ国において25万眼に使用されています。
 ICLは日本国内で実施した臨床試験データを元に、2010年2月に厚生労働省より有水晶体後房レンズ(医療機器製造販売承認番号:22200BZY00001000)として承認されました。
 ICLは、アメリカのStaar Surgical社製です。レンズはハイドロキシエチルメタクリレート(HEMA)とコラーゲンの共重合体素材「コラマー(Collamer)」からできています。Collamer(コラマー)は生体適合性の高い素材のため異物として認識されにくく、特別なメンテナンスをしなくても目の中で曇ることはなく、長い間透明な状態を維持し、レンズとしての機能を果たすことが可能です。
 またいったん移植(インプラント)したICLは必要に応じて取り出すことができます。ICLの手術を受ける前の状態に戻すもできますし、手術後に視力が変わってしまった場合は、レンズを交換して再矯正を行うことも可能です。ICLが「可逆的な手術」であることは、レーザーで角膜を削ることで視力矯正を行う治療法と大きく異なる特徴といえます。またアルチザンやアルチフレックスに比べ、手術手技が容易でもあります。
 深作眼科では、有水晶体眼内レンズをヨーロッパから輸入して手術を行っていたため長い歴史があります。近年、日本ではICLが厚生省の認可受け、さらに手術手技が容易なため、LASIK(レーシック)やARTIZAN(アルチザン)など他の有水晶体眼内レンズの経験がない医師による手術も増えてきました。 深作眼科では1994年に日本で最初のレーシック、10年以上の有水晶体眼内レンズの経験のもとに手術を行っています。 いい成績を求めるためには、患者様ご自身が手術を受ける医師を見極めることがとても重要です。

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