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白内障の初期症状6つ|種類や予防法を知って対策しよう

2025年3月26日

白内障

「白内障とはどんな病気?」「白内障の初期症状にはどのようなものが挙げられる?」白内障の傾向や初期症状について知りたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

白内障の初期症状には、目がかすんだり視力が低下したりと、今までの見え方と変わることが挙げられます。放置すると生活に影響を及ぼすこともあるため、初期症状が見られた場合にはすぐに眼科を受診することが大切です。

この記事では、白内障の初期症状や白内障を発症する原因、予防法などを詳しく紹介します。白内障を発症したか不安に思っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

白内障とは

白内障

白内障とは、目の中にある水晶体が濁って目が見えづらくなる病気です。水晶体は、物を見る際にピントを調整する役割を持っています。

白内障を発症すると水晶体が濁ってピントを調整しづらくなるため、物がぼやけて見えたり視力が低下したりといった症状が見られます。

白内障の原因は加齢であることが多く、早ければ40歳頃から発症します。放置せず治療を受ければ失明する可能性は少ないですが、白内障を発症すると自然治癒することはありません。

進行しても痛みが生じる病気ではないため自覚症状がなく、気がついたときには症状が進行してしまう可能性があります。

白内障が進行すると薬で症状を抑えられず、手術しか選択肢がなくなる可能性もあるため、定期的に眼科を受診するなど、ご自身で目の変化に注意を払う必要があります。

白内障の初期症状

白内障

白内障の初期症状には痛みなどはありません。そのため、自覚症状がなく、気がついたときには進行し、手術が必要になるケースもあります。

下記の症状に気がついたときには白内障を疑い、早めに眼科を受診しましょう。

  • 目がかすむ
  • 視力が低下する
  • メガネの度が合いづらい
  • ものが二重に見える
  • 光がまぶしい
  • 目が疲れやすい

代表的な初期症状について、下記で詳しく説明します。

目がかすむ

目がかすんで見える症状は、白内障の初期症状の1つとして挙げられます。くもったレンズで写真を撮影するとぼやけた写真になるのと同じように、白内障の目でも同じようなことが起こります。

目の中にある水晶体が白く濁ることによって、目に光が入りづらくなり、物がかすんで見えたり、焦点が合わないといったりした症状があらわれやすくなるでしょう。

視力が低下する

白内障の多くは、水晶体の外側から内側にかけて症状が徐々に進行していきます。外側の水晶体のみが濁っている場合は視力の低下を実感しづらいですが、中心部まで濁ると視力の低下を感じます。

白内障の種類によっては、進行するまで視力の低下が見られない場合があるため、注意が必要です。見え方に異変を感じた際は、すぐに眼科を受診しましょう。

メガネの度が合いづらい

白内障は、水晶体の外側から内側にかけて徐々に濁っていくケースが多いです。そのため、白内障の初期に視力の低下を感じることは少ないでしょう。

しかし、白内障が進行するにつれて近視が進行します。これは、白内障が進行することによって水晶体が膨らみ、屈折率が大きくなることが原因です。

メガネの度が合いづらいと感じ度数を調整しても、1年も経たないうちに再調整が必要になることもあります。また、老眼鏡を使用している方が急に老眼鏡がなくても文字が読めるようになった場合も、白内障の進行が疑われます。

見え方が急に改善した場合は、老眼が改善したのではなく、白内障の進行が原因でよく見えるようになったと感じるケースもあるため注意しましょう。

ものが二重に見える

白内障の初期症状の1つに、ものが二重に見えることが挙げられます。水晶体が濁っている部分とそうではない部分では光の進行方法が異なるため、ものが複数に見えてしまうのです。

ただし、ものが二重に見えるからといって、必ずしも白内障の初期症状であるとは言い切れません。ものが二重に見える原因には斜視の可能性もあるため、早めに眼科を受診し、白内障かどうかの診断を受けましょう。

光がまぶしい

白内障が進行すると、光がまぶしいと感じることがあります。

白内障の進行によって水晶体が濁ると、透過性がなくなります。網膜まで光が直線で到達しなくなり、光が散乱することで、これまで以上に光をまぶしいと感じやすくなるのです。

特に、夜道で明るい街灯を見たときなどは光をまぶしく感じやすいです。夜に光をまぶしく感じて目をつぶってしまうと、交通事故につながる可能性もあります。異変に気がついた際にはすぐに眼科を受診しましょう。

目が疲れやすい

目が疲れやすく感じる場合も、白内障の症状が進行している可能性があります。

目は、ものを見る際に水晶体の厚さを変えることで焦点を合わせています。水晶体の厚さを変えるためには、水晶体の周りの筋肉を動かすことが必要です。

しかし、白内障が進行し水晶体が硬くなると水晶体の収縮性が低下するため、ピントを合わせることが難しくなります。この状態でもピントを合わせるために目の筋肉を常に動かしている状態になるため、目が疲れやすくなるのです。

目が疲れやすくなるほかにも、まぶしさや見えづらさなどの白内障の初期症状は目に負担を与えてしまうため、眼精疲労を起こしやすくなり、目が疲れやすくなるでしょう。

白内障の種類と原因

白内障の種類と原因

白内障の種類には、主に以下の6つが挙げられます。

  • 老人性白内障
  • 糖尿病性白内障
  • アトピー性白内障
  • 先天性白内障
  • 外傷性白内障
  • 併発性白内障

白内障の主な原因は加齢ですが、そのほかにも糖尿病と併発する可能性や、遺伝によって白内障を発生する可能性があります。ここでは、白内障の種類と原因について見ていきましょう。

老人性白内障

老人性白内障は、加齢が原因で起こる症状です。白内障の原因のほとんどは加齢といわれており、早い方の場合は40代で老人性白内障の症状が見られることがあります。

水晶体は、主に水分とタンパク質でできていますが、長年紫外線を浴びることによって活性酸素が増加すると、水晶体に含まれるタンパク質が変性し、老人性白内障につながってしまうのです。

老人性白内障を発症する年齢は、生活環境やライフスタイルによって異なります。初期は水晶体の外側が濁る傾向にあるため、なかなか症状に気が付かないこともあるでしょう。定期的に眼科を受診し、目の変化に早めに気がつくように心がけましょう。

糖尿病性白内障

糖尿病で高血糖の状態が続いている方は、白内障になりやすいと言われています。ただし、糖尿病性白内障の原因は完全には明確になっていません。

糖尿病の方が高血糖の状態が続くと、余分な糖を排出しようとポリオール代謝と呼ばれる現象が活発化し、細胞内のソルビトールとフルクトースの濃度が上昇します。ソルビトールは水晶体に蓄積しやすく、白内障の原因といわれています。

糖尿病性白内障の方は、水晶体の後嚢の部分から濁りが進行する特徴があるため、初期から症状に気がつきやすいでしょう。

アトピー性白内障

アトピー性白内障は、アトピー性皮膚炎が原因で起こる白内障です。年齢が若い方でもかかりやすい白内障の1つとして知られています。加齢性白内障と比較し、症状の進行が早いことも特徴の1つです。

発症の原因は明確にはなっていませんが、免疫の異常や、アトピー性皮膚炎のかゆみの影響で目をかいたり叩いたりすることと関係していると言われています。

先天性白内障

先天性白内障は、生まれつき水晶体に濁りがある症状のことです。

遺伝が原因の場合と、母親が妊娠中に風疹などにかかることによって胎児感染を起こすことが原因の場合があります。

症状の進行は穏やかなケースが多いですが、水晶体の濁りが強く、見え方に問題がある場合は手術を行います。

赤ちゃんが白内障を発症した場合、目が見えない状態を長期間放置すると視覚の発達が遅れてしまい、弱視の原因になります。

赤ちゃんは自分で目の異変を訴えることができないため、両親がよく観察して異常に気がつくことが大切です。

外傷性白内障

外傷性白内障は、目のケガが原因で起こる白内障です。

目を打ちつけたり、スポーツの際にボールが強く当たったりしたことが原因で白内障を発症する可能性があります。傷の種類によっては白内障の進行が早く、急速に深刻な状況になる可能性もあります。

外傷性白内障は手術が必要になりますが、ケースによってはケガから数年後に発症することもあるため注意が必要です。

併発性白内障

併発性白内障は、他の眼の病気が原因で発症する白内障です。

白内障を併発する病気には、ぶどう膜炎、網膜剥離、緑内障などが挙げられます。

これらの病気を発症した場合には、定期的に眼科を受診し、白内障の傾向がないかチェックしましょう。

白内障の予防法

白内障の予防

白内障の予防法には、以下が挙げられます。

  • 紫外線やブルーライトを避ける
  • 食生活
  • 運動

目に入る紫外線を避けたり、日常生活を改善したりすることによって、ある程度白内障の予防が可能です。下記で詳しく見ていきましょう。

紫外線やブルーライト

白内障によって水晶体が濁る原因の多くは紫外線です。

長期間にわたって水晶体が紫外線を浴びることにより、水晶体に含まれるタンパク質が変性し、濁りが起こりやすくなります。

白内障を予防するために、サングラスや日傘、つばの広い帽子を日頃から付けるようにしましょう。

また、ブルーライトも白内障の原因の1つです。ブルーライトは目に悪影響を与える可能性があるため、長時間パソコンやスマートフォンを使用する際はブルーライトカットのメガネを使用するなど、日常生活で工夫しましょう。

食生活

水晶体は、タンパク質が変性・酸化することで濁ります。タンパク質の酸化を防ぐためには、抗酸化作用のある食べ物を積極的に食べることも大切です。

抗酸化作用のある食べ物には、ビタミンCやβカロチンなどを多く含む野菜や果物がおすすめです。ブロッコリーやほうれん草などの緑黄色野菜、いちごやレモンなどの果物が良いでしょう。

また、 AGEs(タンパク質と糖が加熱されてできた物質)を多く含む脂質の多い食べ物やスナック菓子は、できるだけ控えるようにしてください。

運動

白内障の原因の1つには、糖尿病が挙げられます。高血糖状態が続くと、水晶体に糖分が蓄積されるため、濁りの原因になります。

血糖値を正常に保つためには、適度な運動が大切です。食生活とあわせて運動を行うことで、白内障の予防に繋がります。

まとめ

白内障は、目の中にある水晶体が濁る病気です。初期症状には、目がかすんだりものが二重に見えたりと、今までと違う見え方になることが挙げられます。

放置すると合併症を引き起こし、失明に至ることもあるため、初期症状に気がついた際にはすぐに眼科を受診しましょう。

白内障を発症した場合は手術で治療します。濁ってしまった水晶体は点眼薬では改善できませんが、手術で人工レンズを挿入することによりクリアな視界を手に入れられます。

深作眼科では、痛みに配慮した患者様の負担が少ない白内障手術を行っています。年間4,000件以上の治療実績があり、高い技術で質の高い治療を提供していますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。