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白内障手術は受けた方がいい?メリット・デメリットを詳しく解説

2024年6月19日

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白内障は眼のピント機能を担う水晶体と呼ばれる部分が白濁し、それによって「視力が低下」「視界がかすむ」「光をまぶしく感じる」などの症状が現れます。

主な原因は加齢ですが、ストレスや生活習慣、他の病気が原因で発症するケースもあります。一度濁った水晶体は元に戻ることはないため、治療を行う場合は手術が必要です。

この記事では、白内障の手術の必要性やメリット・デメリットを紹介します。

白内障手術について 

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白内障の治療方法は手術です。初期の場合は点眼薬を使用するところもありますが、点眼薬は症状の進行を遅らせるものであり治療効果はありません。

根本的な治療を行うのであれば手術が必要になります。ここでは、白内障手術について詳しく解説します。

白内障手術が必要な方

白内障手術が必要な方は、白内障によって視力が低下したり、見え方が異なったりすることで生活に何らかの影響が出ている人です。

白内障は症状が進行する一方になるため、早めに治療を行わないと仕事や車の運転に影響が生じる場合もあります。

また、生活に支障がなくても早めのうちに白内障手術を受けることで、クリアな視界を保つことが可能です。かすんだ視界や光のまぶしさなど、つらい症状も経験せずに済むでしょう。

白内障を放置すると緑内障や他の病気を併発することもあるため、これらを予防するという観点からも、気になる場合は眼科に相談することをおすすめします。

白内障手術にかかる期間

白内障の手術そのものは、日帰りで対応している眼科も多くあります。※当院は入院対応の場合有

手術にかかる時間も短く、深作眼科なら実質最短4分で白内障の手術が可能です。両眼を手術する場合は一度に両方できないため、後日行うことになります。

また、白内障の手術までにかかる期間は眼科によって異なり、早いところだと初診から1ヶ月以内に手術できるところもあります。

混雑している眼科の場合だと手術日のスケジュール調整に時間がかかることもありますが、大切な眼の手術になるため、期間の短さよりも信頼性や安全性の方が重要です。

白内障手術が終わった後も定期的に検診を行い、問題がなければ3ヶ月~1年ほどで終わります。※当院では術後、6ヶ月~1年ほど

白内障手術後に仕事復帰できるまでの期間

仕事は室内での事務作業等なら翌日から無理のない範囲で可能となりますが、歩き回って車の運転をする営業のような仕事だと、1週間くらいは様子をみた方がよいでしょう。なお、当院では安全のため、3日入院で1週間くらい様子見となります。

仕事復帰するまでの期間は術後の状態によっても変わってくるため、まずは医師に相談してから復帰のタイミングをいつにするか検討する必要があります。

また、重いものを持つ仕事は傷口が開いてしまう可能性もあるため、術後の経過によっては復帰までに時間がかかる場合もあります。

ほこりっぽい場所での作業は眼の傷から細菌感染する可能性もあるため、保護ガードなどを着用しましょう。

白内障手術の流れ

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白内障手術はどのように進んでいくのでしょうか。ここでは、白内障手術の大まかな流れを紹介します。

見え方の検査

白内障手術では手術前に検査を行います。

問診や視力検査を通し、「どのように見えているのか」「白内障はどれくらい進行しているか」などを確認します。

遠くを見るときの視力を調べる遠方視力検査や、眼圧検査なども必要です。眼圧検査は水晶体が膨らんで眼圧が上がり、緑内障を併発する場合があるため、事前に行います。

合わせて、症状が現れた時期、その前の視力、病気の有無、眼の病気やケガの履歴、服用中の薬などもチェックします。

また、患者さんの状況をヒアリングし、手術の時期や内容なども確認します。

眼の状態の検査

白内障手術を行う前には、眼の状態の検査も行います。

検査の内容としては、水晶体や角膜に異常が無いかを調べるための細隙灯顕微鏡検査、網膜に異常がないかどうかを調べるための光干渉断層計や網膜電図検査などです。

瞳孔から眼球内をのぞき、視神経や網膜、硝子体に異常がないかを確認するための眼底検査も行います。

また、過熱白内障のように進行している場合は、眼底の観察ができないことから超音波検査を行うこともあります。

手術のための検査

白内障手術の前には、手術後の見え方を決めるために以下のような検査を行います。

  • 角膜形状解析
  • 眼軸長検査
  • 角膜内皮細胞計測

また、眼科的検査以外にも血液検査、血圧検査、尿検査などの全身検査も行います。検査を通して異常がなければ手術が可能です。

眼内レンズの決定

白内障手術では濁った水晶体を摘出し、代わりとなる人工の眼内レンズを眼の中に挿入します。そのため、手術を受ける前に眼内レンズを選んでおく必要があります。

白内障手術で用いられる眼内レンズは、主に単焦点レンズと多焦点レンズの2つです。

単焦点レンズは焦点を一つに合わせるタイプのレンズで、「遠く」もしくは「近く」のどちらかに焦点を合わせます。

遠くに合わせた場合は近くが見えず、近くに合わせた場合は遠くが見えません。一方、多焦点レンズは遠距離から近距離と様々なところに焦点が合うように作られています。

手術

白内障手術は水晶体の摘出と眼内レンズの挿入ですが、眼科によって手術内容は異なる場合もあります。以下に当院の白内障手術の流れを紹介します。

  • 2mm弱の切開を入れる
  • 白内障で濁った水晶体の表面に窓をつくる
  • 硬く濁った核を割る
  • 濁った水晶体を超音波で吸い取る
  • 眼内レンズを挿入する
  • 眼内レンズを微調整する

なお、当院では院長が開発したピンポイント麻酔によって痛みをまったく感じません。切開を入れる際にも痛みがなく、無痛で完璧な結果の白内障手術を行います。

白内障手術のメリット 

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白内障手術は、軽度な場合でも早めに行うことをおすすめします。ここでは、白内障手術のメリットを紹介します。

視力の回復

白内障手術のメリットは、視力を回復できることです。

白内障になると水晶体が濁るため光がうまく通過できなかったり、光が乱反射したりすることで網膜に鮮明な像を結べなくなって視力低下をもたらします。

また、視力低下以外にもかすみやまぶしさ、ものが二重に見えるなどの症状が起こるのも白内障の特徴です。

手術を行うことで水晶体の濁りが解消されるため、視力も回復します。

なお、白内障手術の翌日には視力回復の効果が実感できることもありますが、自分の眼と人工レンズの合わせ方の違いに慣れるまでに時間がかかることもあります。

眼底検査がやりやすくなる

白内障手術のメリットは、眼底検査がやりやすくなり疾患の早期発見や早期治療につながることです。

水晶体が白濁すると眼底が観察しにくくなり、眼底カメラを使用した際に異常の有無を確認することが難しくなります。

眼底の組織には網膜がありますが、網膜に関する疾患は失明につながるケースも少なくありません。

白内障手術で白濁した水晶体を取り除くことができるため、眼底検査を行う際の支障がなくなり、疾患の早期発見につながるというものです。

眼の健康を守るためにも、白内障手術は早めに行うことをおすすめします。

緑内障の発作予防

白内障手術は、緑内障の発作予防につながるメリットもあります。

緑内障とは、眼から入ってきた情報を脳に伝達する視神経という器官に障害が発生し、視野が狭くなる病気のことです。

緑内障にはいくつかタイプがありますが、その中に房水が排出される隅角という場所が閉塞することで発症する閉塞隅角緑内障という種類があります。

房水は眼の中を満たす水分で一定量が生産・排出されており、この仕組みによって眼圧が一定に保たれています。

しかし、隅角が閉塞すると房水は眼の中に蓄積されることで、眼圧が上昇して視神経に障害が起こるのです。

このタイプの緑内障を治療するためには隅角を広げて房水を排出することが効果的であり、その方法として水晶体の中身を取り除いて眼内レンズに入れ替える白内障手術があります。

白内障手術によって水晶体が薄くなると、圧迫がなくなって隅角が広がる仕組みです。

急激に眼圧が上昇すると急性緑内障発作を引き起こし、激しい痛みや吐き気を伴い、さらにはすぐに治療しないと視力低下や失明にもつながります。

このような症状を予防するためにも、白内障手術はおすすめです。

コントラスト視力の改善

白内障手術のメリットとして、コントラスト視力の改善が挙げられます。

コントラスト視力とは視機能の一つであり、コントラスト(明るい暗いの比)を区別する力のことです。

白内障を発症するとコントラスト視力が低下し、薄暗い道を歩いている歩行者が良く見えなかったり、夜間の運転に問題がでたりなど、日常生活にも支障が出てきます。

コントラスト視力と通常の視力は別物であり、視力検査の結果がよくても、見え方に問題がある場合はコントラスト視力の低下が疑われます。

白内障でコントラスト視力が低下するのも、水晶体の濁りが主な原因です。そのため、白内障手術で濁った水晶体を取り除くことで、コントラスト視力の改善効果が期待できます。

2. 白内障手術のデメリット・注意点 

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白内障手術を受けることで視力回復だけでなく、眼の病気予防にもつながります。一方で、以下のようなデメリットには注意が必要です。

単焦点眼内レンズだと眼鏡が必要になる

白内障手術で単焦点眼内レンズを使用する場合、近用眼鏡が必要になります。

単焦点眼内レンズは一点に焦点を合わせることはできますが、さまざまな距離に合わせることはできません。

そのため、レンズの焦点が遠くの場合は遠くは見えても手元は見えにくくなり、レンズの焦点が近くの場合は近くは見えても遠くは見えにくくなります。

したがって、単焦点眼内レンズを用いる場合は遠視用の眼鏡か近視用の眼鏡、もしくはその両方が必要です。

一方、複数の距離に焦点を合わせられる多焦点眼内レンズを用いる場合は、眼鏡なしで見える範囲が広がります

多焦点レンズにはさまざま種類があり、近くと遠くの距離に焦点を合わせる2焦点眼内レンズや3焦点レンズ、近くから遠くまで様々な距離が見えるようになる連続焦点型もあります。

白内障手術後にできるだけ眼鏡の使用を控えたい方は、多焦点眼内レンズがおすすめです。

ただし、白内障手術がおろそかだと単焦点レンズよりも見えない可能性もあるため、医師の技術をしっかりと判断する必要があります。

飛蚊症になる可能性がある

白内障手術後の注意点として、飛蚊症が明らかになる可能性があります。

飛蚊症とは眼の前に蚊やゴミのようなものが飛んで見えたり、雲のようなものが浮いて見えたりする現象です。

これはあらゆる年齢層に起こる症状で、特に近視で高齢者ほど起こりやすいですが、多くの場合は心配ありません。

白内障手術後に飛蚊症になる理由として、物がよく見えるようになったことで自覚症状が強くなることが挙げられます。

白内障手術の有無に関係なく、飛蚊症は一般的によく見られる症状です。

ただし、眼の病気が原因で飛蚊症になるケースもあるため、飛蚊症が放っておいて問題のないものか、病的な原因があって生じているかなどはきちんと診察してもらいましょう。

まとめ

白内障は進行する一方の病気であり、放っておくと視力低下や他の病気を誘発する可能性があります。白内障が疑われる場合は、手術による早期治療が望ましいでしょう。

白内障手術は濁った水晶体を取り除き、眼内レンズを挿入する方法で行われます。

手術そのものは数分程度で日帰りも可能ですが、高度な技術を必要とするため、眼科の実績や医師の技術が重要です。

六本木・横浜の眼科専門病院である深作眼科では、深作院長により開発された新しい技術と最新の設備を用いて、無痛で完璧な結果を提供できる白内障手術を行います。

当院では遠方視と近方視の両方に焦点を合わせられる多焦点眼内レンズに対応しており、白内障手術で老眼矯正を行うことも可能です。

さらに、多焦点眼内レンズ移植後は多くの方が裸眼遠方視は1.2で裸眼近方視は0.8であり、日常生活は裸眼で生活することが可能となっています。

白内障が疑われる方や治療を検討している方は、お気軽にお問い合わせください。